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五月病?憂鬱な時の薬膳

2025.05.19

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春から新しい事が始まり、その緊張やストレスなどで身体が重くだるくなったり、憂鬱な気分や気持ちがすっきり晴れないなどの不調が出やすい時期でもあります。
また、憂鬱な気分はぐっすり眠れなくなったり胃腸の働きに影響を与えるので食欲不振を招き、さらに無気力や疲労感などの悪循環となります。
気血を補い、精神症状と関係の深い肝の働きを助ける食事を心がけます。
柑橘類もいろいろな種類がでてくる時季ですので、デザートやサラダに摂り入れることをおすすめします。

【おすすめ食材】
・気持ちをリラックスさせる食材:菊花、紫蘇、薄荷(ミント)、ジャスミン
・熱を取り除き肝の興奮を鎮める食材:セリ、白菜、トマト、セロリ、キュウリ、豆腐、山梔子(クチナシ)
・気血を補う食材:長芋、カボチャ、黒米、はとむぎ、蓮子、鶏肉、かつお、アジ、サバ

憂鬱な時の薬膳

黒米・蓮子ごはん
~気血を補い、気分を和らげる よく眠れない人にもおすすめ~

【材料】4人分
黒米:大2
米:3合
蓮子:1/3カップ
チンゲン菜:1束
塩:ひとつまみ

【作り方】
① 蓮子は一晩水に浸けておく。
② 米、黒米、蓮子を水600㏄で炊飯する。
③ チンゲン菜はみじん切りにし、塩をひとつまみ振って水分が出たら絞っておく。
④ 炊きあがった黒米ご飯に、チンゲン菜のみじん切りを混ぜて出来上がり。

さばのあんかけ
~脾胃を元気にし、気血の流れをよくする~

【材料】4人分
さば:4枚(三枚おろし)
大葉:3枚
玉ねぎ:1/2個
人参:1/4本
黒木耳:少々
生姜:10g
片栗粉(さば用):大2
A
 しょう油:大2
 黒酢:大2
 砂糖:小2
片栗粉(とろみ用):大2
塩、コショウ:少々
オリーブオイル:大2

【作り方】
① 玉ねぎは薄切り、人参、大葉、生姜は千切りにし、黒木耳はぬるま湯で戻して千切りにする。
② さばは一切れを2枚にカットし、塩・コショウで下味をつけ、片栗粉をまぶしておく。
③ フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、サバは皮目を下にして入れ、両面きれいに色がつくまで揚げ焼きにする。
④ 小鍋に少量の油を入れ、生姜、玉ねぎ、人参、黒木耳を炒めたら、Aの合わせ調味料を入れ、水溶き片栗粉大2であんをつくる。
⑤ ③をお皿に盛り付け、④のあんをかけて出来上がり。

山梔子(くちなし)入り納豆汁
~心の熱を取り除き、落ち着かない気持ちを静める~

【材料】4人分
納豆:2パック
山梔子(くちなし):3g
豆腐:1丁
しめじ:1株
かつお出汁:600cc
合わせ味噌:大3
ねぎ:適宜

【作り方】
① 納豆はパックから取り出し、粗くみじん切りにする。
② 山梔子(くちなし)は粗く砕き、不織布のお茶パックに入れておく。
③ 鍋にかつお出汁と山梔子(くちなし)を入れ、弱火で5分ほど煮立てたら山梔子(くちなし)のパックを取り出し、豆腐、しめじ、納豆を入れる。
④ 具材に火が通ったら、煮立てないように味噌を加え、小口切りのネギを散らして出来上がり。

サエラ薬局グループ 漢方研究会