病気にならない体づくりのために、その土地に育った旬のものを食べると良いと薬膳では考えます。
同じ環境で育ったものが体に合うということはとても自然なことです。
旬のものはおいしいだけでなく栄養価も高いので、積極的に献立にとりいれます。
【6月のおすすめ食材】
アスパラガス・いんげん・枝豆・オクラ・キャベツ・紫蘇
そら豆・パプリカ・ピーマン・ミョウガ・じゃがいも・ラッキョウ
梅・キウイ・さくらんぼ・夏ミカン・びわ
アジ・鮎・イサキ・カツオ・マグロ・イワシ
梅雨時の薬膳
はと麦とミョウガのごはん
～脾を補い、余分な湿を取り除く～
【材料】4人分
米：2合
はと麦：50g
ミョウガの甘酢漬け：2個
【作り方】
① はと麦は熱湯に一晩浸しておく。
② ①のはと麦と浸した水と研いだお米を一緒に炊く。
③ 千切りにした甘酢ミョウガを炊きあがったご飯に混ぜる。
※ミョウガの甘酢漬け(作り置き)：酢大4、砂糖大2、塩小1を小鍋に入れ火にかける。熱い甘酢液に半分に切ったミョウガ6個を一晩漬ける。
カツオのたたきのたっぷり薬味漬け
～脾胃の働きを強くする 疲労回復 不眠症 貧血にも～
【材料】4人分
カツオのたたき：300g
生姜：1片
大葉：10枚
小ねぎ：20g
炒りごま：大2
しょう油：大3
砂糖：小1
【作り方】
① 生姜、大葉は細い千切り、小葱は小口切りにしておく。
② ボウルにしょうゆ、砂糖を入れ、薄く切ったカツオのたたきと①の薬味を半量入れ、冷蔵庫で15分ほど漬けこむ。
③ 漬けこんだカツオを器に盛り付け、残しておいた薬味と炒りごまを散らして出来上がり。
そら豆の豆乳ポタージュ・らっきょうドレッシングのサラダ
～気の巡りを良くし、湿を取り除く～
そら豆のポタージュ
【材料】4人分
そら豆：100g
玉ねぎ：1/2個
陳皮：3g
豆乳：300cc
塩・コショウ：適宜
オリーブオイル：大1
【作り方】
① 鍋に湯を沸かし、そら豆を２分ほど塩ゆでにし、冷水にとって水気を切る。
② 鍋にオリーブオイルを入れ薄切りにした玉ねぎとそら豆を炒め、玉ねぎが透明になったら豆乳を半量を入れ、ひと煮立ちさせる。
③ ②に残りの豆乳を入れミキサーにかけ、ポタージュ状にする。
④ ③を鍋に戻して温め、陳皮を入れ塩コショウで味を調える。
ラッキョウドレッシング
【材料】4人分
ラッキョウ：30g
オリーブオイル：大3
白ワインビネガー：大1
パセリ：少々
しょう油：小1
塩・コショウ：少々
【作り方】
① オリーブオイル、白ワインビネガー、しょうゆ、塩小1/2、コショウ少々をよく混ぜる。
② ①に粗みじん切りにしたラッキョウとみじん切りにしたパセリを加えドレッシングを作る。
③ セロリ、パプリカなどを食べやすく切り②のドレッシングをかける。
サエラ薬局グループ 漢方研究会