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食べて健康、おうちでプチ薬膳レシピ

夏バテ回避の薬膳

2025.09.27

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立秋から霜降までが秋となります。
まだ30度を超える日もありますが、日ごとに過ごしやすい日も増えてきています。

秋は暖かい日(陽)と涼しい日(陰)を繰り返しながら冬(陰)へと向かう季節です。
冷たい風が吹き始める前に、夏の暑さで疲れた身体の調子を整えましょう。

五味の性質を利用した薬膳の知恵の中に「酸甘化陰(さんかんかいん)」があります。
酸味と甘みを一緒にとることで身体の陰液(血・水)が補われて潤いが保持しやすくなり、陰(潤う力)を補います。
酸味・甘味を上手く取り入れ、秋の乾燥対策を行いましょう。

まいたけごはん
~気を補い免疫力を高める~

【材料】
米:2合
まいたけ:1パック
昆布だし:200cc
みりん:大1
酒:大1
しょう油:大2
塩:少々

【作り方】
① 炊飯器に研いだお米と昆布だし、みりん、酒、しょうゆ、塩を入れ、炊飯器のメモリまで水を足す
② ①にまいたけを手で裂いて入れ、炊飯する
※炊き上がったら、ネギの小口切りか三つ葉を添えると見映えがキレイになります

生薬入り冬瓜スープ
~夏バテ回復に~

【材料】4人分
冬瓜:400g
鶏肉:1枚(やや大きめ)
干し椎茸:150g
干しエビ:大1
長ねぎ:1本
生姜:少々
昆布だし:200cc
塩:少々
酒:少々
しょう油:少々
生薬湯:200cc
棗:3個
枸杞子:大1
菊花:5g

【作り方】
① 300㏄の水に棗3個、枸杞子大1、菊花5gを入れ20分ほど漬けておく
② ①を200ccになるまで煎じると生薬湯の出来上がり
③ 一口大に切った冬瓜・戻した干し椎茸・干しエビ・一口大に切った鶏肉を酒(分量外、適量)に漬けておく
④ 鍋に昆布だし・生薬湯・干し椎茸とその戻し汁・冬瓜・生姜・鶏肉・干しエビを入れ煮立たせる
⑤ 冬瓜が透き通るまで軟らかく煮、酒・塩・しょうゆで味を調え、食べる時にネギを散らす

体直しのひじきのきんぴら
~夏野菜でゆるんでいる体を締め、整える~

【材料】ごぼう:1本
にんじん:1/3本
ひじき:40g
生姜の絞り汁:適宜
昆布だし:適量
しょう油:大2+適宜
ごま油:少々

【作り方】
① ごぼう、にんじんは細めの千切りにしておく
② ひじきは軽く水で洗い、戻しておく
③ 深いフライパンにごま油を引き、ごぼうを炒め、香りが出たらひじき、ニンジンの順に炒める
④ ③にだし汁をヒタヒタくらいまで加え、しょうゆを大2を入れ煮汁が1/3になるまで煮詰める
⑤ さらに味を見ながらしょうゆを適宜加えて味を調え、仕上げにしょうがのしぼり汁を加えて軽く混ぜて火を止める

疲労回復 美肌の小鉢2種

・オクラと山芋の梅肉和え
茹でてから食べやすい大きさに輪切りしたオクラと短冊切りにした山芋を梅肉・梅酢で和えるだけ

・にんじんと竜眼肉の煮物
ピーラーで薄く切ったニンジンと、白ワイン大2に漬けておいた竜眼肉5個をだし汁300㏄・しょうゆ大2・みりん大1で10分ほど煮る。器に盛ったら乾煎りした松の実を散らす
※竜眼肉はレーズン大3で代用できます