冷え性の最も大きな原因は陽虚になります。
生まれつきの陽虚の体質や大病や病気の長期化、生活環境の影響や飲食、過労や老化などで体内の陽気が不足し、温煦機能が低下して冷えの症状が現れます。
その他には気滞と血虚による血瘀が原因となることもあるので、食養生としては温陽散寒、理気、補血、活血作用のある食材を選択します。
おすすめ食材:鶏肉、羊肉、ナマコ、エビ、鮭、生姜、ネギ、ニラ、唐辛子、山椒、ニンニク、黒砂糖、桂皮、そば、大根、玉ねぎ、酢、酒、インゲン、えんどう豆、栗
山査子(サンザシ)入りエビチリ ~ エビ:腎を温めて補い、腎の働きを高める ~
【作り方】
① エビ10~15尾は片栗粉と塩を少振って軽く水洗いし、背ワタを取って下処理をする。ボールにエビを入れ酒大1、生姜のすりおろしを少々入れて下味をつける。
② ネギ1/2本の白い部分、生姜1片、ニンニク1片をみじん切りにする。
③ 山査子(サンザシスティック)4本(20g)は細かくカットし、ひたひたの熱湯で柔らかく溶かす。
④ ケチャップ大2、紹興酒(なければ酒)大1、黒糖小2、しょうゆ小1、ごま油大1/2、鶏がらスープの素小1/2、水60cc、③の溶かした山査子で合わせ調味料を作る。
⑤ フライパンに油を入れ熱し、エビを炒める。エビの色が変わったら②を入れ香りが出るまで炒め、④の合わせ調味料を入れとろみが出るまで炒めて出来上がり。
※山査子スティックが手に入らないときはケチャップを大3に変えてもOKです
※山査子は消化を助け、血行を良くします
鮭のチヂミ(2枚分) ~ 鮭・ニラ:経絡を温めて血を補う ~
【作り方】
① 玉ねぎ1/2個は薄くスライス、ニラ1/2束は2cmの長さに切り人参5cmは千切りにする。
② 骨なしの鮭の切り身2切れは一口大にスライス。
③ ボールに小麦粉大6、片栗粉大2と 1/2、鶏がらスープの素小1と1/2,、水110ccを入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜ、①、②の具材を入れ軽く混ぜ合わせる。
④ フライパンに油を入れて熱し、③の生地を流し入れ赤唐辛子の輪切りを散らす。
⑤ 両面をこんがり焼き、食べやすく切ってお皿に盛り付ける。
⑥ しょうゆ大1、酢大1、コチジャン小1を混ぜてたれを作り、⑤のチヂミに添える。
かぼちゃのケーキ 胡桃の黒糖カラメル添え ~ 胡桃:臓腑を温め体の奥からくる寒気を取り除く ~
【作り方】
① かぼちゃ300gは皮をむいて、小さくカットしレンジで加熱して柔らかくしておく。
② 桂皮小1はミルサーで粉末に。(シナモン小1で代用可能)
③ ①のかぼちゃ、②の桂皮、豆乳200cc、黒砂糖70g、卵2個、薄力粉大3をミキサーにかける。一度でできないときは半量ずつ。
④ ③の生地を方に流し入れ、予熱をかけておいた170度のオーブンで40分焼く。
⑤ 胡桃100gはフライパンで乾煎りしておく。
⑥ 鍋に黒砂糖45g、水40ccを入れ熱してカラメル状にし、⑤の胡桃を入れてからめる。
⑦ 焼きあがったかぼちゃケーキにカラメル胡桃をトッピングし、粉糖をまぶして出来上がり。
サエラ薬局グループ 漢方研究会