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冬の養生薬膳

2025.01.21

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冬は身体を滋養するのに一番良い季節と言われ五臓の働きの中でも「腎」の働きが活発になります。
冬の献立の原則は「補う」ことに重点を置き、腎陰を滋養し、腎陽を温補する方法を用います。
また血の巡りを良くし、身体の芯を温める食材を選択します。
腎陰を養うおすすめ食材:粟、ゆり根、白木耳、牛乳、卵、貝類、枸杞子、ごまなど
腎陽を補うおすすめ食材:ニラ、ねぎ、ショウガ、胡桃、羊肉、エビ、ナマコなど

冬の体なおし ~滋養する献立~

炊きよせ薬膳ごはん
~冬を乗り切るための一品~

【材料】
米:3合
小豆:50g
ハスの実:1人あたり3個程度
銀杏:1人あたり2~3個程度
松の実:少々
人参:5cm
塩、昆布だし:適宜

【作り方】
① 米は洗いザルへあげておく。
② ハスの実、小豆は一晩水につけておき硬めに火を通しておく。
③ 銀杏は皮をむき、ニンジンは5mm角に切る。
④ 炊飯器に①②③と炊飯器のメモリに合わせてだし汁、塩一つまみを入れ炊く。

※塩分が足りないなと思われた場合は、ごま塩をふりかけると美味しく召し上がれます。

たっぷりきのこのスープ
~免疫力を高め、腎陰補うスープ~

【材料】
鶏のささみ:2本
きのこ類(エノキ、マイタケなど):2~3種類を適量
白木耳:軽く一掴み程度
パセリ:1/4株
だし汁:1L
塩、酒、コショウ:適宜

【作り方】
① ささみは筋をとり、小口切りにしておく。
② きのこ類は食べやすい大きさに割いておく。
③ 白木耳はぬるま湯で戻し、小さく割いておく。
④ だし汁を火にかけ、①②③を加えたらアクをとりながら30分ほど弱火で煮る。
⑤ 塩・酒・コショウで味を調え、みじん切りのパセリを散らして出来上がり。

薬膳卵とじ
~疎肝行気 気の巡りをよくする~

【材料】
鮭缶(骨の水煮でも可):1缶
ニラ:1束
ラッキョウ:10g
卵:6個
山査子スティック:5本
八角:1個
塩・胡椒・柚子の皮(または陳皮)・油:適宜

【作り方】
① 鮭缶をほぐし、ニラ、ラッキョウは粗みじん切りにしサッと炒めておく。
② 山査子スティックは粗みじん切りにし、水少々で溶かしておく。
③ 鍋に油を入れ八角を軽く炒めて取り出し、溶き卵を入れ①②も加え強火で手早く卵とじにし、皿に盛り付け柚子の皮を散らす。

サエラ薬局グループ 漢方研究会